研究課題
挑戦的萌芽研究
バルクヘテロ接合型の有機薄膜太陽電池ではナノドメイン構造がランダムに形成されるので,キャリアが効率よく捕獲されないかもしれないという懸念がある。本研究では,ファイバ化した導電性高分子をドナーに用い,それをアクセプタ材料でパッキングした有機薄膜を作製した。P3HTをエレクトロスピニング法で紡糸を行うことにより,直径が数百nmで高密度なナノファイバを作製できた。また,アクセプタ材料であるPCBMの塗布条件を詳細に検討してP3HTナノファイバをパッキングし,理想的な有機ナノへテロ構造を実現した。この有機ナノへテロ構造の電気的特性の評価を行ったところ,0.12 mA/cm2短絡電流が確認できた。
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Physica Status Solidi ©
巻: Vol. 9 ページ: 2399-2402
10.1002/pssc.201200171
Japanese Journal of Applied Physics, Rapid Communication
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http://www.cis.kit.ac.jp/~yamasita/Lab/Toppage_J.htm