研究課題/領域番号 |
23656241
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
徳田 崇 奈良先端科学技術大学院大学, 物質創成科学研究科, 准教授 (50314539)
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キーワード | バイオデバイス / バイオセンシング / 脳刺激計測 |
研究概要 |
分散型アーキテクチャによるフレキシブル脳計測・刺激デバイスの機能拡張と性能向上を行った。4つの共通入力端子によって多数の刺激・計測電極を駆動・制御する方式の動作を確認するとともに、電極としてこれまでより物理的、化学的な強靭さを実現できるバルク電極の搭載を行った。特に神経刺激を行う際には、生体組織内での電極の電気分解が生じて電極の劣化と生体に対するダメージを生じることが懸念されるが、Pt等の貴金属のバルク電極を基本構造とし、表面をIrOxやTiNなどの高性能生体刺激用材料でコーティングした電極の場合、表面電極のダメージがデバイス全体の破損や生体の損傷につながらないようにできる。また、現在の入力数をより少なくするための回路方式について検討を開始した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成23年度に試作したチップをベースに、平成24年度の最大の目的であった回路面・実装技術面での性能向上に成功した。
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今後の研究の推進方策 |
平成25年度は、動物実験による機能実証を行う。またさらなる機能向上として、単位チップへの入力配線を2-3本とするための回路方式の検討と、試作・検証を進める。
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次年度の研究費の使用計画 |
次年度使用額は、デバイス実装、駆動システム開発のための材料費・薬品費の購入のタイミングに起因するものであり、実質的な研究進捗には影響がない。
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