研究課題
挑戦的萌芽研究
近年FRPは土木構造用途での適用が広がりつつある。その表面に微生物に起因すると疑われる変状が認められ場合があるため、実態や調査方法の検討を行った。8種類のFRP構造物・供試体から、述べ10種類の事例を収取し、肉眼観察による形態に基づく分類を行った。次に、これらを実体顕微鏡、生物顕微鏡により観察するとともに、培養後、形態学的手法および分子生物学的手法による真菌種の同定を実施した。その結果、①黒い点状の変状、②黒い汚れ様の変状、③黄色い粒状の変状、④褐色の変状の4つに分類され、それぞれ、①および③は主としてカビ、②は藻類によるもの多い、④は生物起因ではなく樹脂劣化である、などの結果を得た。
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