研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では、2000 年改正の建築基準法(限界耐力計算)で導入された従来のキャパシティースペクトル法(以下 CS 法)とは全く逆の発想により、「応答を指定して」それに対する「入力地震動レベルを決定する」という、これまでの構造設計パラダイムを覆す方法(インバース CS法)を制振・非制振両構造物に対して提案した。インバース CS 法の最大の特徴は、入力地震動レベルが決められた CS 法では等価線形化で必要となる非弾性応答変形は応答評価後に決まる量であるため構造物の応答を評価するには必然的に繰り返し操作が必要であるのに対して、非弾性応答変形を前もって定めるため繰り返しが不要となる点にある。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)
Earthquakes and Structures
巻: Vol.3, No.1 ページ: 59-81
http://technop.kaist.ac.kr/?page=container&journal=eas&volume=3&num=1