本研究では、アジア等を中心に、空間情報利用ニーズに関わる文化的・技術的傾向を調査し、日本の技術がどの程度マッチするのかを分析し、日本のノウハウを有効的に展開することが可能である。まず、インターネットによるアンケート調査で、デリー、ホーチミン、ジャカルタ、クアラルンプールを対象に各都市25-30名、合計118名に対して、携帯電話の利用頻度、災害時の位置情報提供の可否等について、調査を行った。その後、調査の方法をより深化させ、近年増えつつあるクラウドソーシングのサイトを使って簡易な仕事として、対象都市の状況(プローブパーソン調査や交通量の定点観測)を調査することとした。
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