研究課題
挑戦的萌芽研究
纒向遺跡で発掘された掘立柱建物の建築復元を行った。現在最も古い建築形式を伝えている伊勢神宮正殿、出雲大社本殿との比較考察を行なった。それと平行して、古事記、日本書紀をはじめとする古代文献を用いて、歴史的な関係性の考察を行なった。その結果、纒向遺跡の棟持柱建物は、伊勢神宮正殿と直接の関係があることを推定した。また、纒向遺跡の大型建物は3世紀代のヤマト王権の大王の王宮であり、出雲大社本殿と同一の殿内祭祀を行なう建物であったことを推定した。
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芸術新潮、招待論文
ページ: 132-135