自己組織化・高密度ナノポーラス金属の創製

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 23656442
• 研究種目: 挑戦的萌芽研究
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 材料加工・処理
• 研究機関: 北海道大学
• 研究代表者: 菊地 竜也 北海道大学, 大学院・工学研究院, 准教授 (60374584)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2012
• キーワード: ナノ材料 / 表面・界面制御 / アノード酸化 / ポーラス金属

研究概要

本研究においては、チタンのアノード酸化と無電解カルシウム還元を融合した新規なプロセスにより、高密度ナノポーラス金属の創製を試みた。チタン板をNHF/HOエチレングリコール溶液中に浸漬してアノード酸化することにより、規則的なチタニアナノチューブ層が生成した。アノード酸化ののち、ナノチューブ層の機械的な剥離により、チタン表面に高密度ナノディンプル構造を形成できた。一方、無電解カルシウム還元を行うと、規則的なナノ構造が消失することがわかった。

研究成果

• [学会発表] 二段階アノード酸化による高規則性チタニアナノ構造の構築、表面技術協会 (2013)
  • 著者名/発表者名: 佐渡惇貴
  • 学会等名: 第127回講演大会
  • 発表場所: 日本工業大学(埼玉県宮代町)
  • 年月日: 2013-03-19
• [学会発表] マイクロポーラス構造を持つ Ti-Zr 合金の作製 (2013)
  • 著者名/発表者名: 吉田雅純
  • 学会等名: 化学系学協会北海道支部2013年冬季研究発表会
  • 発表場所: 北海道大学(札幌市)
  • 年月日: 2013-01-29
• [学会発表] フッ化物および塩化物を用いたチタニアナノチューブの作製 (2012)
  • 著者名/発表者名: 佐渡惇貴
  • 学会等名: 表面技術協会第126回講演大会
  • 発表場所: 室蘭工業大学(北海道室蘭市)
  • 年月日: 2012-09-27
• [学会発表] 無電解カルシウム還元による Ti-Zr 合金粉末の作製 (2012)
  • 著者名/発表者名: 吉田雅純
  • 学会等名: 日本金属学会・日本鉄鋼協会北海道支部合同夏季サマーセッション
  • 発表場所: 北海道大学(札幌市)
  • 年月日: 2012-07-24
• [学会発表] ハロゲン化物を用いたチタニアナノチューブ層の形成 (2012)
  • 著者名/発表者名: 佐渡惇貴
  • 学会等名: 日本金属学会・日本鉄鋼協会北海道支部合同夏季サマーセッション
  • 発表場所: 北海道大学(札幌市)
  • 年月日: 2012-07-24
• [学会発表] 溶融CaCl_2-CaO電解におけるCaTiO_3の還元 (2011)
  • 著者名/発表者名: 小林直登
  • 学会等名: 日本金属学会第149回講演大会
  • 発表場所: 沖縄コンベンションセンター(沖縄県宜野湾市)
  • 年月日: 2011-11-07
• [学会発表] アノード酸化皮膜のパターニングとその成長挙動 (2011)
  • 著者名/発表者名: 菊地竜也
  • 学会等名: 表面技術協会第124回講演大会
  • 発表場所: 名古屋大学(名古屋市)
  • 年月日: 2011-09-21