研究課題
挑戦的萌芽研究
Fe-Zn系金属間化合物においては,応力誘起変態によって塑性変形能が現れるとの仮説に基づき,ダイヤモンドアンビル粉末X線回折法により,高圧負荷条件におけるFe-Zn系金属間化合物の体積弾性率と結晶構造の変化を調べた.ドロス相として採取したΓ1相とζ相を試料として測定したところ,常温で常圧から30GPaまでの範囲ではΓ1相では相転移が起こらないが,ζ相ではhcp相への相転移が起こった.低圧/高圧相のそれぞれのモル体積や体積弾性率の実験値と,Fe-Zn二元系合金の計算状態図的アセスメントを基にした混合自由エネルギ(化学エネルギ)の計算を合わせて,相安定性の圧力依存性ならびに相転移の圧力を推定した.
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (5件) (うち招待講演 1件) 備考 (1件)
Scripta Materialia
巻: Vol.669, No.4 ページ: 307-310
10.1016/j.scriptamat.2013.05.003
http://www.ionics.t.u-tokyo.ac.jp/