研究課題
挑戦的萌芽研究
宇宙環境工学の分野でこれまで全く考慮されてこなかった原子状酸素以外の大気成分と宇宙機表面との相互作用の可能性を、理論計算結果に基づいた実験により検証した。窒素100%ガスを用いてビーム形成をすると窒素分子の解離が生じるため、単原子分子のアルゴンを用いて高質量不活性ビームを形成し実験を行った。その結果、ポリイミドは9eVの衝突エネルギーを有するアルゴンで質量減少を生じないのに対して、実験に用いたフッ素系高分子薄膜では大きな質量減少を生じることが確認され、高質量不活性原子の高エネルギー衝突が材料劣化を生じることが実験的に確認され、高質量不活性ガスの衝突による材料劣化現象が確認された。
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