研究概要 |
デブリ衝突修復の為に空気漏れ穴箇所を知らせる表示システムを実験的に検討した.急激な温度・圧力上昇をトリガーとして発光・蓄光する「メカノクロミズム金属錯体」を宇宙機の与圧壁内側に塗布した.超高速衝突で剥離しない接着剤の選定を行った.選定の結果,衝突周辺物質は一緒に剥がれることなく,ハロー形状に物質がバンパーに残存していることが確認された.メカノクロミズム金属錯体をアルミ板に接着させることが出来ることを実証した.更に,スペクトル分光装置を用いて,衝突前後でFe錯体とEu錯体のメカノクロミズム金属錯体の発光スペクトルが有意に変化していることを確認した.
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