MHDプラズマ流を時・空間的に精度良く計測することは,電磁流体力学の基本のみならず,MHD装置の開発や性能評価に重要である。しかし,従来の計測法ではプラズマの速度場を正確に測定できない。また,磁気共鳴映像法(MRI)は,流れの可視化手法の一種であるが,速度場の直接計測も可能な流体計測法でもある。著者は現状で最も高速なMRIであるEPI(Echo Planar Imaging)法を改良し,超高速測定を可能とした改良型EPI法を提案している。本研究では,改良型EPI法を用いたMHDプラズマ流の速度分布の測定について,数値的シミュレーションによって検討,同手法の有効性を確認した。
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