ヒストンコードを用いた植物ゲノムの網羅的発現プロファイリング手法の開発

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 23657040
• 研究種目: 挑戦的萌芽研究
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 植物分子生物・生理学
• 研究機関: 京都府立大学
• 研究代表者: 小保方 潤一 京都府立大学, 大学院・生命環境科学研究科, 教授 (50185667)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2012
• キーワード: シロイヌナズナ / ChIP-seq 解析 / クロマチンリモデリング / ヒストンコード / H2A.Z / 遺伝子予測 / 発現プロファイリング / 植物ゲノム

研究概要

ヌクレオソーム成分の一種であるヒストン H2A.Z は、動物や酵母のゲノムでは、主に転写開始領域に局在化している事が知られている。本研究では、高等植物のシロイヌナズナのゲノム上で、H2A.Z の分布を網羅的に解析した。その結果、植物の H2A.Z は、動物や酵母とは異なって、ゲノム上の遺伝子領域や転写領域の内部に局在化しており、その分布は植物の生理的応答の過程であまり変化しないことが明らかとなった

研究成果

• [学会発表] 遺伝子重複型偽遺伝子の転写状態の維持におけるATG配列の役割 (2013)
  • 著者名/発表者名: 佐藤壮一郎、松尾充啓、工藤久幸、木村宏、中邨真之、山本義治、小保方潤一
  • 学会等名: 第54回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 岡山
  • 年月日: 2013-03-23
• [学会発表] シロイヌナズナTFIIF変異体のゲノムワイド転写開始点解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 佐藤壮一郎、Babiychuk Elena、松尾充啓、坂本智昭、倉田哲也、Kushnir Sergei、小保方潤一
  • 学会等名: 第35回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: 福岡
  • 年月日: 2012-12-14
• [学会発表] A new driving force for the functional gene transfer during endo- symbiotic evolution (2012)
  • 著者名/発表者名: Junichi Obokata
  • 学会等名: pol II promoter de novo origination
  • 発表場所: Oslo. Norway
  • 年月日: 2012-08-03
• [学会発表] 遺伝子重複領域内のATG開始コドンが転写状態に与える影響について (2012)
  • 著者名/発表者名: 佐藤壮一郎、松尾充啓、工藤久幸、木村宏、中邨真之、山本義治、小保方潤一
  • 学会等名: 第53回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2012-03-18
• [学会発表] 高等植物において遺伝子コード領域の存在は転写型ジーンサイレンシングを抑制する (2012)
  • 著者名/発表者名: 松尾充啓、佐藤壮一郎、工藤久幸、安井孝彰、木村宏、中邨真之、山本義治、小保方潤一
  • 学会等名: 第53回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2012-03-18
• [学会発表] 遺伝子重複領域内のATG開始コドンの保存性が転写状態の持続性に及ぼす影響について (2011)
  • 著者名/発表者名: 佐藤壮一郎, 松尾充啓,工藤久幸,木村宏、中邨真之,山本義治,小保方潤一
  • 学会等名: 第34回に本分子生物学会年会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2011-12-16
• [学会発表] 植物の核ゲノムにはATG開始コドンを介したプロモーター機能領域の出現メカニズムがある (2011)
  • 著者名/発表者名: 松尾充啓、佐藤壮一郎、工藤久幸、安井孝彰、木村宏、中邨真之、山本義治、小保方潤一
  • 学会等名: 日本遺伝学会第83回大会
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2011-09-23
• [学会発表] 植物ゲノム上でのプロモーター機能領域の出現に対するATG開始コドンの役割 (2011)
  • 著者名/発表者名: 佐藤壮一郎、松尾充啓、工藤久幸、安井孝彰、木村宏、中邨真之、山本義治、小保方潤一
  • 学会等名: 日本植物学会第75回大会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2011-09-19
• [備考]
  • URL: http://ppdb.agr.gifu-u.ac.jp/ppdb/
• [備考]
  • URL: http://www2.kpu.ac.jp/life_environ/plant_genome_bio/