研究課題
挑戦的萌芽研究
器官サイズが低下した突然変異体の解析から、シトクロムP450酵素であるCYP78Aにより合成され、器官の大きさを制御する新たなホルモン様物質の存在が示唆されている。本研究では、ヒメツリガネゴケのCYP78A二重破壊株を用いて、培養液中からこれらの表現型を回復させる物質の同定を目指した。また、既知植物ホルモンの定量分析から、CYP78Aは、内生および培養液中に放出されるオーキシンとサイトカイニン量に影響を与えることが示された。