研究課題
挑戦的萌芽研究
次世代シーケンサーを用いて、系統学的に枢要な位置にある生物の転写産物とゲノム両方のシーケンシングを行う事で、これまで困難であった古い分岐順序を統計的に高い信頼性をもって推定する事ができるようにすることを目指して研究を進めた。ゲノムサイズが400 Mb以下程度の生物については核ゲノムまで決定する事が現実的に可能であることがわかった。ゲノム配列を決定する事は、発現量の低い遺伝子、全長の長い遺伝子までデータを取得する事を考えるとかえって安価であるかもしれない。