金属含有タンパク質における原子別酸化還元状態決定法の開発

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 23657073
• 研究種目: 挑戦的萌芽研究
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 構造生物化学
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 竹田 一旗 京都大学, 大学院・理学研究科, 講師 (30332290)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2012
• キーワード: 異常分散 / 金属 / タンパク質

研究概要

4Fe-4S型の鉄イオウクラスターを持つ光合成細菌由来の高電位鉄イオウタンパク質と2Fe-2S型の鉄イオウクラスターを持つRieskeタンパク質について、単結晶X線回折実験を吸収端近傍のさまざまなエネルギーのX線を使用しておこない、回折データに含まれる異常分散効果から吸収スペクトルを金属原子ごとに再構成して酸化還元状態を決定する方法について研究を行った。

研究成果

• [雑誌論文] Structure of a thermophilic cyanobacterial b_6f-type Rieske protein. (2012)
  • 著者名/発表者名: Veit, S., Takeda, K., Tsunoyama, Y., Rexroth, D., Roegner, M. and Miki, K.
  • 雑誌名: Acta Cryst 巻: D68 ページ: 1400-1408
  • DOI: DOI:10.1107/S0907444912034129
  • 査読あり
• [雑誌論文] 超高分解能・超高精度のタンパク質結晶構造解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 竹田一旗、三木邦夫
  • 雑誌名: 生物物理 巻: 51 ページ: 96-97
  • DOI: DOI:10.2142/biophys.51.096
• [雑誌論文] Dimer structure and conformational variability in the N-terminal region of an archaeal small heat shock protein, StHsp14.0. (2011)
  • 著者名/発表者名: Takeda, K., Hayashi, T., Abe T., Hirano, Y., Hanazono, Y., Yohda, M. And Miki, K.
  • 雑誌名: J. Struct. Biol 巻: 174 ページ: 92-99
  • DOI: DOI:10.1016/j.jsb.2010.12.006
  • 査読あり
• [備考]
  • URL: http://www.kuchem.kyoto-u.ac.jp/organization/member/ktakeda.html