天然の光合成蛋白質を用いたバイブリット型人工光水分解ナノデバイスの開発を目的とし、シアノバクテリアから単離した光化学系II蛋白質(PSII)と直径20 nm の金ナノ粒子(GNP)を結合させたPSII-GNP複合体、およびさらに光化学系I蛋白質(PSI) を結合させたPSI-GNP-PSII複合体を作成した。PSII-GNPの光照射による水分解・酸素発生活性、およびPSI-GNP-PSIIにおけるPSIIからPSIへの電子移動の存在を確認した。また、PSIに直径3 nmの白金ナノ粒子(PtNP)を結合させたPSI-PtNPについて、光による水素発生を検出した。
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