研究概要 |
カタユウレイボヤの母性mRNAの新規ノックダウン法の動作原理を明らかにすることと、母性mRNAの局在機構を解明することを目的とした。ノックダウン法の、ベクター内の必要領域の同定を進めた。遺伝子の上流領域と5'UTRに結合するレポーター遺伝子はeGFP, Kaede, mKO2, DsRedのいずれでもノックダウンが生じる。またトランスポゾンはMinos以外にSBであってもよい。遺伝子の5'UTRがターゲットとする遺伝子を指定するのに重要であり、この領域からアンチセンスRNAが合成されることを突き止めた。本ノックダウン法を用いて、母性遺伝子Ci-YB1が初期発生に必須であることを明らかにした。
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