研究課題
挑戦的萌芽研究
芳香植物のローマンカモミールについて,蛍光灯またはLEDを用いて順次光質(白色・青色・赤色)を変える処理を行ったところ,その香気ケモタイプ(香気成分組成)は照射中の光質だけでなく,前歴の光質の影響を受けて変動することが分かった.光質の組み合わせ処理により芳香植物の香気ケモタイプを制御できる可能性が示された.また,26種類のラベンダー精油について,香気ケモタイプをもとに主成分分析を用いてグループ化すれば,ヒトへの心理・生理効果を分類できることが明らかとなった.
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Acta Hort
巻: 970 ページ: 75-80