研究課題
挑戦的萌芽研究
RNAの脱プリン反応のメカニズムを解明し、かつPAPがどのように様々なRNAを認識しターゲットとするか理解するために、PAPの脱プリン反応活性およびPAPとカブモザイクウイルスのVPgとの相互作用を、蛍光分光法などによって定量的な検討を行った。PAPはVPgに対して高い親和性(Kd=29.5nM)を示した。さらに、VPgは小麦胚芽抽出液中でのRNAのPAPによる脱プリン反応の強力な阻害活性を示し、タバコエッチウイルス(TEV)に由来したRNA構造とPAPへの結合に関して拮抗を示した。これらの結果は、VPgが植物の防御メカニズムの1つを抑制し、RIPの細胞毒性に対するVPgの有用性を示唆している。
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http://www.marianna-u.ac.jp/houjin/staff/univ/bisei.html