研究課題
挑戦的萌芽研究
線虫に感染するウイルスを中心に,新規線虫病原体を検出するシステムを構築し,それらの単離・同定を行うことを目的として研究を行った.無菌培養したC. elegansをベイトとして病原体の検出を試みたところ,尾部や陰門の形態的な変化を伴う線虫を検出できたが,病原体による形態的変異であるとは断定できなかった.一方,長鎖二本鎖RNAに注目して線虫のスクリーニングを行った結果,合計で3種類の線虫から長鎖二本鎖RNAを検出し,これらは新規線虫ウイルスである可能性が考えられた.