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2013 年度 研究成果報告書

ポリアミン取り込み阻害を利用したバイオフィルム形成阻害剤の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 23658079
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 応用微生物学
研究機関京都工芸繊維大学

研究代表者

鈴木 秀之  京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 教授 (10202136)

研究期間 (年度) 2011 – 2013
キーワードポリアミン / プトレッシン / スペルミジン / 大腸菌 / バイオフィルム / トランスポーター
研究成果の概要

大腸菌のバイオフィルム(BF)形成にスペルミジンが必須であることを示した。スペルミジンアセチルトランスフェラーゼを欠失させた株で、培地にスペルミジンを添加すると、スペルミジンはアセチルスペルミジンに代謝されないため、菌体内のスペルミジン濃度が上昇し、それに伴ってBF形成量も増大した。スペルミジンを合成できない株で、スペルミジンインポーターPotABCDを欠失した株が、スペルミジンを取り込み、それをプトレッシントランスポーターとされていたPotFGHIがになっていることを明らかにした。さらにスペルミジンだけでなくPotDタンパク質が存在することがBF形成に必須であることを明らかにした。

自由記述の分野

農学

研究成果の学術的意義や社会的意義

尿路感染症やカテーテルを介した感染において病原菌がバイオフィルムを形成すると難治性に陥りやすく、バイオフィルム形成を阻害する薬剤は重要である。本研究成果は、バイオフィルム形成を阻害する薬剤開発のターゲットとしてPotDタンパク質が重要であることを明らかにした。

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公開日: 2016-06-03   更新日: 2022-01-27  

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