Fusarium graminearum のトリコテセン遺伝子クラスター内のトリコジエンシンターゼ遺伝子(Tri5)の位置にアモルファジエンシンターゼ遺伝子(ADS)を導入するため、ハイグロマイシンリン酸化酵素遺伝子(hph)とチミジンキナーゼ遺伝子(tk)を融合したベクターを用いてゲノムを加工する技術を確立した。またトリコテセンの生産量の増大を指標に、セスキテルペンの生産量を飛躍的に高める化合物1 を見出した。これらのツールを用いて ADS を F. graminearum に導入し、その発現およびアルテミシニン中間体の生産の解析が可能となった。
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