研究課題
挑戦的萌芽研究
温暖化が晩霜害を介してブナの成長に及ぼす影響を推定するため、青森県八甲田山の4地点で年輪幅を測定した。また4地点の過去の気温を推定し、これに基づいて開芽後の降霜の有無を推定した。1961~2009年の49年間で降霜が起きた回数(年数)は1地点あたり1~4回であった。4地点のうちの1地点(盆地の田代平)では推定降霜年に年輪幅が大きく減少していた。また、田代平を含む2地点では、開芽後の最低気温が低い年ほど年輪幅が小さかった。降霜発生の頻度は低く、温暖化と晩霜害の関係は分析できなかった。
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