研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では日本に広く分布する林床植物,イチヤクソウを対象として根の顕微鏡観察とDNA解析,葉の安定同位体比を調べた.イチヤクソウには菌鞘が形成されないアーブトイド菌根が形成されていた.遺伝子解析により大部分の共生菌はベニタケ属の仲間と推定された.炭素安定同位体解析より,イチヤクソウは炭素源の約50%を菌根菌に由来すると推定された.以上より,林床植物は根に共生する特定の菌類に部分的に炭素源を依存する部分的菌従属栄養性植物であると考えられた.
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