研究課題
挑戦的萌芽研究
住宅解体時に発生するCCA処理木材は、建設リサイクル法の指針により分別・適正処理せよとなっている。そこで、新規購入の小型で短パルスYAGレーザと既存の分光器や光学系を組み合わせたレーザ誘起ブレークダウン分光(LIBS)装置を開発し、下記の結果を得た。気乾状態の廃木材では、As228.8nmとCr267.8nmの相対発光強度によりCCA処理廃材が識別できること。湿潤状態の廃木材では、C247.8nmの相対発光強度が400以上のスペクトルを用いると、誤判定が避けられることが分かった。現場で使えるコンパクトな装置を設計したが、設計ミスから計算通りのプラズマが発生せず、CCA処理材の小型識別装置の開発には失敗した。
すべて 2012 2011 2009
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) 産業財産権 (1件) (うち外国 1件)
Journal of Wood Science
巻: Vol.58, No.4 ページ: 363-368
DOI:10.1007/s10086-012-1256-8