本研究では、海藻から分離した11ShimoA1(A1)株が新規カロテノイドである2'-isopentenylsaporxanthinを合成し、その生合成系が青色光(470nm)の刺激によって活性化することを見出した。A1株は、カロテノイド合成に関わるcrtB、crtI、crtY、crtZ遺伝子を有し、それらがクラスターを形成していることを明らかにした。更に、A1株に特徴的なprenyltransferaseおよびphytoenedesaturaseの存在を見出すとともに、これらの遺伝子が青色光刺激によって発現増加することを明らかにした。
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