研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究は、未使用資源であるサケ卵巣外皮から魚の成長促進に関与するペプチドを探索し、物性および生物活性を明らかにすことを目的とした。アセトン処理した卵巣外皮から調製した80%アセトン抽出物をゲル濾過および高性能液体クロマトグラフィーに付すことにより、分子量6.7から17kDaの15のペプチドを単離した。このうち分子量10.9 kDaのペプチドはニジマス肝臓のインスリン様成長因子の発現を増加させる活性を有した。一方、このペプチドのアミノ酸配列を決定することはできなかった。これらのことより分子量10.9 kDaのペプチドは、魚類の成長促進に関与する新規の成長促進因子であることを強く示唆する。
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