研究課題
挑戦的萌芽研究
日本沿岸域アマモ場の主要構成種であるアマモ(Zostera marina)には,2つの繁殖型(一年生および多年生)が存在する.一年生アマモでは種子の発芽前後の環境水温が草体の形態に大きく影響するが,多年生アマモ草体の形態に対する環境水温の影響は認められず,一年生および多年生アマモの繁殖戦略は個体レベルで全く異なっていた.アマモ発芽体および草体の各器官や花穂を対象とした発現遺伝子の比較解析により,MADSボックス遺伝子をはじめとするアマモ繁殖戦略に関与する候補遺伝子が単離・同定された.
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