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2013 年度 実績報告書

非接触画像計測による和牛の体重推定システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 23658218
研究機関宮崎大学

研究代表者

川末 紀功仁  宮崎大学, 工学部, 教授 (20214645)

研究分担者 原田 宏  宮崎大学, 理事 (90041061)
徳永 忠昭  宮崎大学, 農学部, 助教 (00619512)
キーワード三次元計測 / 評価技術 / 和牛
研究概要

非接触で牛の体重を推定するシステムを開発するために,画像計測技術を用いて牛の三次元形状データを取得するシステムを試作した。実用性を考慮した可搬性のある計測器を実現するために画像計測技術の導入を試みている。また,和牛が大型であることから,手動スキャンニングタイプで計測範囲に制限の無い計測器の開発を目指した。任意の方向に手動でスキャンニングを行うために,計測器自体の位置と姿勢を計測する必要があることから,独自の移動量検出アルゴリズムを用いた計測器の位置決めを試みた。和牛の足部など局所的な計測について良好なデータを取得できることを確認した。また,三次元点群座標データを取得できるKINECTセンサを用いたシステム開発を試みた。和牛の左右と上方に設置した3台のKINECTセンサで和牛の形状を同時に取得することで和牛全体の形状を三次元的に計測することを試みた。三台同時に計測を行うために,静止させることが困難な和牛の形状を計測できることを可能にした。三台のセンサで得られたそれぞれの点群データについて座標変換行列を用いて世界座標に統合することを行った。6点以上の球状マーカをそれぞれのKINECTセンサで撮影し,マーカの重心位置を基準点として,自動的に座標を統合した。計測領域に和牛の方向がいつも一定になるとは限らないので,計測された和牛形状を水平方向にコンピュータ上で輪切りにし,形状を楕円近似することで,和牛の向きを修正することを行った。また,牛舎内は地面状態が悪く,計測器を水平に設置できるとは限らないため,計測器に傾きセンサを取り付けることで計測器の傾きを補正した。得られた和牛の形状データをコンピュータ上で水平および垂直方向に断面形状として表現することが可能になった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Three-dimensional shape measurement system for black cattle using KINECT sensor2013

    • 著者名/発表者名
      K. Kawasuue, T. Ikeda, T. Tokunaga, H. Harada
    • 雑誌名

      International Journal of Circuits, Systems and Signal Processing

      巻: 7 ページ: 222-230

    • 査読あり
  • [学会発表] Shape evaluation method of cattle from three-dimensional digital data2013

    • 著者名/発表者名
      Junya Tanaka, Takafumi Ikeda, Chihiro Sirakawa, Kikuhito Kawasue
    • 学会等名
      International Joint Symposium on Applied Mechanics and Robotics 2013
    • 発表場所
      Miyazaki
    • 年月日
      20130728-20130729

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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