研究課題
挑戦的萌芽研究
痛覚伝達経路における動物種差を検討するために,ラットとマウスを用いた脊髄侵害受容経路と知覚神経に対する発痛及び鎮痛作用を有する薬物の作用を検討した.ラット知覚神経細胞は発痛物質であるカプサイシンやマスタードオイルがTRPチャネルを介して活性化することが示された.脊髄侵害受容経路の反射電位の電気生理学的性質やモルヒネに対する感受性はラットとマウスで類似していたが,生体アミンによる抑制効果には種差が認められ,下降性抑制経路による脊髄痛覚抑制機構に動物種差がある可能性が示唆された.
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http://www.vetmed.hokudai.ac.jp/organization/pharmacol/index.html