研究課題
挑戦的萌芽研究
牛では現在、人工授精により産子を作出しているが、近年、受胎成績が低下していることから、その素因を解明するために、精子側の要因を解析した。人工授精後精子は受精場である卵管膨大部まで到達しなければならず、その過程を理解するために精子の移動を追跡する可能性および受精場で起こると考えられる要因を解析した結果、精子走化性が牛でも役割を果たしている可能性が本研究で初めて明らかにされ、今後、牛における低受胎性素因として精子走化性を考慮する重要性が示唆された。