研究課題
挑戦的萌芽研究
犬HK型赤血球は脂質ラフト異常を伴う遺伝的形質である。このラフト形成異常にはエキソソーム放出が関与すると考えられるが、その分子機構は明らかでない。本研究ではHK型赤血球形成におけるエキソソーム形成異常の分子基盤を明らかにするために、網状赤血球およびエキソソームの蛋白質組成を比較した。この比較によりHK形質原因遺伝子の候補となったstomatin遺伝子にHK形質に関連する変異は見られなかった。しかし、SNPマーカーを応用した解析により犬第12番染色体上にある遺伝子産物の変異がHK形質の原因であり、この異常がエキソソームの形成に関与することが示唆された。
すべて 2013 2012 2011
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (8件)
J. Biol. Chem
巻: (in press)
10.1074/jbc.M112.443325
Biochem. Biophys. Res. Commun
巻: 430 ページ: 839-845
J. Vet. Med. Sci
巻: 74 ページ: 17-25
Jpn. J. Vet. Res
巻: 59 ページ: 157-164