大陸から飛来する黄砂に付着した病原性細菌・ウィルスが感染性、病原性等の生物活性を保ったまま海を渡ることが出来るかどうかを検証するために、フラスコ内に黄砂を入れて撹拌することによって浮遊させ、温度、気圧、湿度などを調節することによって黄砂が大陸から日本へ飛来する状況を実験室内で再現する装置を作製することを試みた。 本研究期間内ではこの装置の試作、条件検討並びに黄砂が飛来する間に曝される環境の分析を行ったが、今後は実際にモデルとなる病原性を持たない微生物、ウィルスを黄砂に付着させ、この装置再現した環境内で生物活性を保てるかどうかを調べる予定である。
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