研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では、昆虫嗅覚受容体を利用して、高感度かつ選択性の高い細胞利用型匂いセンサ構築の基礎技術の確立を目的とした。遺伝子工学技術により、昆虫嗅覚受容体をカルシウム感受性蛍光タンパク質と共発現させたSf21細胞系統を樹立し、それら細胞系統が一般的な匂い物質を蛍光強度変化量として高感度に検出できることを示した。また、微細加工技術により、2本の流路に同時に刺激物質を導入可能なマイクロ流路チップを作製し、Sf21細胞系統を並列配置しそれらの蛍光応答が検出できることを示した。これにより、昆虫嗅覚受容体を発現させたSf21細胞系統をセンサ素子とした匂いセンサチップ構築の基礎技術を示した。
すべて 2014 2013 2012 2011
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (16件) (うち招待講演 9件) 図書 (1件) 産業財産権 (1件)
応用物理
巻: 83(1) ページ: 38-42
ナショナルバイオリソースプロジェクト「カイコ」 情報誌"おかいこさま"
巻: 22 ページ: 1-3
AROMA RESEARCH
巻: 45 ページ: 70-75
ブレインテクノニュース
巻: 147 ページ: 23-29
PLoS Genetics
巻: 7 ページ: e1002115