研究課題
挑戦的萌芽研究
N-Sulfanylethylanilide (SEAlideと略)をチオエステル等価体としたペプチド結合形成反応について詳細な検討を加えた。SEAlideユニットはリン酸塩が存在する条件では、チオエステルとして機能し、ペプチド結合形成反応に関与できるが、リン酸が存在しない条件では反応に関与することができない。この実験事実に基づき、SEAlideを利用した速度論的ペプチド結合形成反応の確立を行った。SEAlideを利用した速度論的反応は極めて速度論的選択性が高く、3あるいは4つのペプチドフラグメントを連続的に縮合することを可能とする方法論である。これを利用することで162残基からなる糖タンパク質GM2APの化学合成に成功した。
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http://www.tokushima-u.ac.jp/ph/faculty/labo/otaka/