研究課題
挑戦的萌芽研究
慢性腎臓病(CKD)の合併症を発症させる機構は未だ明らかにされていない。本研究では、CKD 時に血液中で増加する因子 X に着目し、肝臓における薬物代謝能および中枢障害に及ぼす影響を明らかにした。すなわち、腎不全時の肝臓では、Cyp およびその転写制御因子の発現低下による肝薬物代謝機能障害および中枢障害として鬱症状が生じることを明らかにした。これら症状の発症機構として腎障害時に血漿中で高値を示す因子 X が関与していることが示めされた。
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Mol Pharmacol
巻: 83(5) ページ: 959-967
DOI:10.1124/mol.112.083535