研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究ではRae28/Phc1を含むポリコーム複合体1の分子機能を詳しく明らかにするとともに、その直接的標的であるGemininの発現動態に注目し、心臓内に存在する心臓幹細胞を同定することを目指した。心臓発生においてはPcgf5を含んだ新たなポリコーム複合体が機能していることを示すとともに、心筋においてGemininが高発現している細胞群が存在することを見つけた。これらの細胞群は心室や中隔にも散見されるが、他の研究室から心臓幹細胞が存在すると報告されている心房に最も多く存在することが解った。心筋は成体では分裂しないと考えられているが、S期の細胞ではGemininの発現が高いことから細胞周期に入っている細胞の可能性もあり、興味深い。
すべて 2013 2012 2011 その他
すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (9件) 備考 (1件)
Nature Commun.
巻: 4 ページ: 1885
DOI:10.1038ncomms2859.
PLoS ONE
巻: 8(1) ページ: e53161
DOI:10.1371/journal.pone.0053161.
Mol. Cell. Biol
巻: 33 ページ: 644-660
Epigenetics Chromatin
巻: 5(1) ページ: 12
DOI:10.1186/1756-8935-5-12
血液フロンティア(医薬ジャーナル社)
巻: 22 ページ: 33-43
Cell Cycle
巻: 10 ページ: 561-562
原医研ニュース
巻: 2 ページ: 6-7
http://home.hiroshima-u.ac.jp/dscb/