研究課題
挑戦的萌芽研究
ブドウ糖濃度に応じたインスリンの生合成(転写・翻訳・分泌)は生命活動、とりわけ血糖の維持に極めて重要である。本研究ではヒトインスリン mRNA の 5'非翻訳配列を蛋白質の代表的不安定化配列である PEST 配列を有する不安定化レポーターと結合した融合遺伝子を作製し、ブドウ糖感受性を維持したヒトインスリン産生細胞(1.1B4 cells) に導入してブドウ糖で短時間刺激することによって、ブドウ糖感受性の翻訳調節に必要な cis 配列(mRNA 配列)を明らかにした。ヒトインスリン mRNA ではブドウ糖感受性の翻訳調節配列は「GUCCUUCUG」であると考えられた。また、この配列はチンパンジー、ラット、マウス、モルモット、ブタ、ウシ、ニワトリ、ヒョウガエル、ゼブラフィッシュのインスリン mRNA とも相同性が高く、「NYNSYYNR」がコンセンサス配列と予想された。
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