研究課題
塩基性アミノ酸リン酸化が癌幹細胞に果たす役割を検討するため、リン酸化アルギニン(pAgr)を用いて、大腸癌細胞株におけるその効果を検討した。CT26マウス大腸癌細胞をpAgrにより処理すると、濃度依存性にpyruvate Kinase活性が低下した。CT26細胞では、PKM2が主に発現しており、PKM1の発現はごく低レベルである。pyruvate Kinase活性の手化に伴い、乳酸発酵による乳酸の生成が増大した。一方、ミトコンドリアにおけるATP産生は低下し、同時にROSの産生も減少した。さらに、pAgr処理によりADHL陽性癌幹細胞数は増加した。このようにpAgrにより、癌細胞にaerobic glycoysisが亢進し、stemnessの増大が誘導される可能性が示唆された。
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