研究課題
平成25年度には、以下の事を行った。(1)SCL遺伝子を含むBAC(Bacterial artificial chromosome)クローンを導入したマウス(SCL-BACトランスジェニックマウス)由来の胎児繊維芽細胞(SCL発現レポーター)を作成した。 (2)候補遺伝子をSCL発現レポーターの胎児繊維芽細胞で発現させ、スクリーニングを行った。 (3)上記のスクリーニングで、候補遺伝子の「ある組み合わせ」で、稀に極めて少数の細胞でEGFP発現誘導を示唆する結果を認めた。 (4)この極めて少数の細胞は、ストローマ細胞との共培養や増殖因子の添加では、増やす事が出来なかったため、放射線照射した通常マウスへの移植実験で造血の再構築能を確認出来なかった。 (5)造血幹細胞検出の感度を上げるため、c-kit遺伝子の一部をClustered Regularly Interspaced Short Palindromic Repeat (Crispr) 技法を用いて変異導入したマウスを作成した。現在このマウスへの移植による、新たな造血幹細胞検出法の検定を行っており、続いてこの系を用いたリプログラミング細胞の検出を行う予定である。
すべて 2014 2013
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件)
Exp. Hematol.
巻: 42 ページ: 163-171
10.1016/j.exphem.2013.11.005
Dig. Dis.
巻: 31 ページ: 440-446
10.1159/000355242
Science
巻: 341 ページ: 1106-1109
10.1126/science.1239864
Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A.
巻: 110 ページ: 612-617
10.1073/pnas.1219242110
巻: 342 ページ: 1203-1208
10.1126/science.1242366