研究課題/領域番号 |
23659266
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研究機関 | 帝京平成大学 |
研究代表者 |
澤口 聡子 帝京平成大学, 地域医療学部, 教授 (90235458)
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研究分担者 |
米山 啓一郎 昭和大学, 医学部, 教授 (60192431)
佐藤 啓造 昭和大学, 医学部, 教授 (20162422)
石島 正之 東京都市大学, その他部局等, 名誉教授 (70150696) [辞退]
島谷 祐一 東京都市大学, 工学部, 准教授 (20154263)
京相 雅樹 東京都市大学, 工学部, 准教授 (20277825)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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キーワード | 個人同定 / 個人識別 / 個人認証 / 一卵性双生児 / 高周波心電図 / 識別率 / 一致率 |
研究実績の概要 |
1)対象となる一卵性双生児の数を増やす為、双生児の公募を行った。(応募なし、測定双子総数3組。2)第3年度に高周波心電図を測定した非血縁健康成人昭和大学医学部学生130名(20~23歳:男女)について、昨年検討し修正した手法(心電図の形状に対応した別の波形を通常心電図より算出し、この波形を頼りに基準位置を特定する手法)により解析(一部解析結果検討中)。3)最終年度に、非血縁健康成人昭和大学医学部学生110名(20~23歳:男女)について、高周波心電図を測定(解析試行中)。4)XXIII Congress of the Internaitonal Academy of Legal Medicine (January 19-21,2015 Dubai UAE)で、A Preliminary Study to Distinguish Identical Twins Using High Frequency Electrocardiogramをポスター発表し、好評価を得た。5)各被験者の心拍100拍分のデータを用い、血縁関係のない健康成人を測定した場合、最低識別率約94%、平均識別率約98.9%であるが、抽出部波形により識別精度が落ちる。6)一卵性双生児間識別率は100%。 7)一卵性双生児同一人2回測定(A)、一卵性双生児各自各1回測定(B)、一卵性双生児非血縁成人(C)の3組でAverage Similarityを比較すると、(A)(C)間でLeveneの等分散性の検定でF=0.0035、(B)(C)間でF=0.047~0.055。Kruskal-Wallis検定+Steel Dwass多重比較法で、(A)(C)間P値は0.002、(A)(B)間P値は0.049、(B)(C)間P値は0.656。故に、一卵性双生児であることが識別率に影響しない。
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