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2012 年度 実績報告書

歯科医師養成に必要な臨床実習前後の臨床能力評価システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 23659272
研究機関鶴見大学

研究代表者

大久保 力廣  鶴見大学, 歯学部, 教授 (10223760)

研究分担者 桃井 保子  鶴見大学, 歯学部, 教授 (10103558)
依田 正信  東北大学, 歯学研究科(研究院), 准教授 (70005073)
高橋 裕  福岡歯科大学, 歯学部, 教授 (50154878)
渡邊 郁哉  長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (00274671)
キーワード臨床実習 / OSCE / 歯科臨床技能 / 臨床教育 / 臨床能力評価 / 技能課題 / ファントム
研究概要

患者中心の医療に向けた歯科医師養成を目指し,臨床実習後に修得する歯科診療技術の中から,卒業認定に値する教育・評価すべき課題を抽出した.補綴系において,可撤性義歯では①設計に応じて支台歯のプレパレーションを適切に実施できる,②筋圧形成を適切に実施できる,③印象採得を行うことができる等,クラウンブリッジでは①支台歯の状態に応じて支台築造法を選択実施できる,②形成部位に応じて支台歯形成用のバーの選択ができる,③歯冠補綴装置に応じて適切な支台歯形成ができる等,保存系実習においては,保存修復では①形成部位に応じてう蝕除去用のバーの選択ができる,②コンポジットレジン充填のためのレジン窩洞形成ができる,③コンポジットレジン充填・研磨ができる等,歯内療法では①歯髄炎・根尖性歯周疾患の診査,検査,診断ができる,②適切なアクセスキャビティプレパレーションができる,③ラバーダム防湿ができる等,歯周治療では①歯周組織疾患の診査,検査,診断が正しくできる,②診断に基づいて治療計画を立案できる,③正しくプラークコントロールができる等,小児歯科実習においては,フッ化物塗布では①歯面清掃,歯面乾燥ができる,②指定された歯にフッ化物を塗布できる,③患児の不快感に配慮した操作,声かけができる等,口腔外科系実習では①清潔操作を実施できる,②抜歯の器材の準備ができる等に関して,具体的診療技能・態度評価項目を選定した.
また,実際に歯科医師資格試験として患者を対象とした技能評価試験を行っているアメリカのNorth East Regional Board(NERB)を視察し実技試験を見聞した.これらの結果は第31回日本歯科医学教育学会学術大会にて発表し,日本歯科医学教育学会雑誌第29巻第1号に論文発表を行った.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013 2012 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] アメリカにおける歯科医師臨床能力評価試験の現状2013

    • 著者名/発表者名
      大久保力廣
    • 雑誌名

      日本歯科医学教育学会雑誌

      巻: 29 ページ: 55-62

    • 査読あり
  • [学会発表] アメリカにおける歯科医師実技試験の視察報告2012

    • 著者名/発表者名
      大久保力廣
    • 学会等名
      日本歯科医学教育学会
    • 発表場所
      岡山コンベンションセンター(岡山県)
    • 年月日
      20120720-20120721
  • [学会発表] アメリカ歯科医師臨床技能試験の視察報告

    • 著者名/発表者名
      大久保力廣
    • 学会等名
      鶴見大学歯学会
    • 発表場所
      鶴見大学会館(神奈川県)

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公開日: 2014-07-24  

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