研究課題
挑戦的萌芽研究
われわれは救急医療における代表的病態である全身炎症性症候群(SIRS)の救命率を高めることを目標に新しい炎症病態診断システムを確立した。まず、真核生物由来のDNAポリメラーゼを作成し高感度で迅速な敗血症起因菌同定検査法を確立した。次に、炎症性疾患の病因に関与する転写因子NF-κB活性量を迅速かつ大量に測定できる検査法を開発した。本方法は、液相中にある物質のブラウン運動を観察できる1分子蛍光相関法(FCS法)を基盤にしており、蛍光ラベルされたDNAプローブとNF-κB結合状態を共焦点領域内で測定する。本方法によりSIRS患者のリンパ球NF-κB活性化量が、救急医療における炎症マーカーとして利用できるようになる。
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