研究課題
挑戦的萌芽研究
免疫複合体は液性免疫のトリガーとなる一群であり、疾患病因の根幹を解明するための有用な情報源となる。そこで我々は、免疫複合体中の抗原を網羅的に同定する“イムノコンプレキソーム解析法”を創製した。イムノコンプレキソーム解析法を用いて関節リウマチ(RA)患者、変形性関節症患者および健常人の比較を行った結果、RA患者でのみ特異的に検出される2種類の自己抗原タンパク質(トロンボスポンジン-1、血小板第4因子)を特定した。更に、既存の血液検査では陰性で臨床診断が困難な早期RA患者の解析を行った結果、トロンボスポンジン-1が患者の約50%で検出され、RAの早期診断に有望なバイオマーカーになることを見出した。
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Analytical Biochemistry
巻: 443 ページ: 181-186
Annals of the Rheumatic Diseases
巻: 71 ページ: 1916-1917
Clinical Chemistry
巻: 57 ページ: 905-909
http://www.ph.nagasaki-u.ac.jp/lab/analysis/index-j.html