研究課題
挑戦的萌芽研究
神経変性疾患の一因は幹細胞供給システムの低下にあると仮説を立てヒト末梢血由来骨髄間葉系幹細胞(hPB-MSCs)の多分化能の評価を試みた。しかし質的量的に安定したhPB-MSCsが得られず検討中である。またMSCsの治療有効性をヒト骨髄由来MSCs(hBM-MSCs)と6-OHDA導入パーキンソン病(PD)ラットで評価した。MSCs静脈内投与より薬物誘発旋回運動が抑制され免疫組織学的解析にて中脳黒質,線条体共に6-OHDA誘導ドーパミン神経細胞死を改善し,更に線条体グリア活性抑制効果が認められた。hBM-MSCs静脈内投与がPDの病変形成を抑制する新規治療法としての可能性があることが示された。
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J Neurosci Res
巻: 91 (Epub 2012 Dec 14) ページ: 462-71
10.1002/jnr.23160.