研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究は、研究代表者らが見出した新しい分化速度制御機構を明らかにし、細胞分化時間を恣意的に制御可能とすることを目的とする。PKAを活性化することにより、i)中胚葉細胞及び内皮細胞の出現が従来の約2倍早くなること、ii) H3K9me2のヒストン修飾が特異的に亢進すること。PKAによる分化速度亢進にG9aが必須であること。PKA活性化はAPC/C-cdh1の不活化を介してG9aタンパクの分解を抑制すること。G9aはOct4及びNanogの発現を早期に抑制すること。G9aKOマウスでは早期分化が遅延していること、明らかにし、シグナルとエピゲノム制御の新たな連関による細胞分化速度制御機構を明らかにし、Cell Stem Cell誌に報告した。
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Stem Cells
巻: 30 ページ: 687-696
DOI:10.1002/stem.1041.
Cell Stem Cell
巻: (in press)
http://maxim2.frontier.kyoto-u.ac.jp/es