研究課題
挑戦的萌芽研究
劇症型心筋炎を呈する自己免疫性心筋炎の平均生存期間は4-12カ月であり、極めて予後不良である。生存率改善のためには、早期診断による早期治療の開始や新たな治療法の確立が期待される。本事業では、心筋炎部位での血管透過性が亢進し、ナノサイズ粒子が心臓に集積することを見出した。次に、免疫抑制剤FK506単独と比較して、リポソーム化したFK506は、劇症型心筋炎ラットモデルにおいて、心機能低下を著明に抑制することに成功した。リポソーム化免疫抑制剤は劇症型心筋炎に対する有効な治療法になることが期待できる。
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J Control Release
巻: In press