研究課題
挑戦的萌芽研究
これまで2000名以上の脊髄小脳変性症患者で原因遺伝子を検索してきたが、原因遺伝子不明の患者は200名に及ぶ。原因遺伝子を同定することを目的として、特に中四国に在住する脊髄小脳変性症患者で優性遺伝を示すもの30名のDNAの各々約90万個のSNP を決定したが、共通する領域のは検出できなかった。そこで、新規に同定されたSCA36に関してその異常の検出を試みたところ、12人の患者で異常を認めた。さらに血族婚の患者にエクソームを適用することにより、SYNE1の遺伝子異常を3人に認め、その内1人は、運動神経の障害も存在するという貴重な所見を得た。
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Clinical Genetics
DOI:10.1111/cge.12140
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http://home.hiroshima-u.ac.jp/epidem/