研究課題
挑戦的萌芽研究
我々はこれまで、壊死細胞核由来のHMGB1が受容体; RAGE, TLR-2,-4を介して炎症性サイトカインとして働くこと、細胞外HMGB1はトロンボモジュリン(TM)のN末端に活性を失い、さらにトロンビンによって分解されdes-HMGB1が生成されること、このdes-HMGB1は受容体レベルでHMGB1と競合して、非炎症性に働くことを明らかにしてきた。そこで今回は、des-HMGB1の特異的ELISAと、これを用いたHMGB1のダイナミズムについて研究した。結果、des-HMGB1はDICやショックの患者の血清中に増加していた。特に遺伝子組換えTM治療でその傾向が強かった。現在、このdes-HMGB1値と治療効果、重症度、予後などとの関連を研究中である。
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すべて 雑誌論文 (9件) (うち査読あり 8件)
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