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2012 年度 実績報告書

病態解析を通じたH5N1高病原性鳥インフルエンザ治療法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 23659523
研究機関岡山大学

研究代表者

森島 恒雄  岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (90157892)

研究分担者 塚原 宏一  岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 准教授 (90207340)
山下 信子  岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (40379798)
キーワードインフルエンザ / 肺炎 / サイトカイン / ケモカイン / チオレドキシン
研究概要

2009pdmでは小児の重症肺炎がしばしば認められた。その病態として肺でのウイルスの増殖を伴い、また種々の炎症性サイトカイン・ケモカインが上昇し、また酸化ストレスの亢進も重症化に関与することが示唆された。患者のマイクロアレイ解析においても、神経症状を示した群とは異なっていた。
一方、マウスのインフルエンザ感染による致死的肺炎モデルにおいては、レドックス制御が大きな役割を示していることが明らかになった。すなわち、マウスにインフルエンザウイルスを感染させた時、感染後5-6日で全例死亡するが、レドックス制御蛋白であるチオレドキシン(TRX)投与において有意に死亡率が減少した。その際TRXは酸化ストレスの軽減のみならず、炎症性サイトカイン産生の抑制など、抗炎症としても効果があることが判明した。
このことは従来抗炎症として主にステロイドなどが臨床の場で使用されてきたが、免疫抑制作用の影響が懸念されていた。しかし、TRXなど抗酸化ストレス作用を持つ薬剤が抗炎症効果を持ちうることが明らかになった点は重要である。
サイトカインストームを起こし、また多臓器での増殖が報告されているH5N1ウイルスは、その治療において免疫抑制薬は使いづらいのが現状である。本研究におけるTRXの効果について、H5N1実験動物モデルでの確認が次の課題である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2013 2012

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Redox-active protein thioredoxin-1 administration ameliorates influenza A virus (H1N1)-induced acute lung injury in mice.2013

    • 著者名/発表者名
      Yashiro M, Tsukahara H, Matsukawa A, Yamada M, Fujii Y, Nagaoka Y, Tsuge M, Yamashita N, Ito T, Yamada M, Masutani H, Yodoi J, Morishima T.
    • 雑誌名

      Crit Care Med.

      巻: 41(1) ページ: 171-81

    • DOI

      doi:10.1097/CCM.0b013e3182676352.

  • [雑誌論文] Severe form of encephalopathy associated with 2009 pandemic influenza A (H1N1) in Japan.2013

    • 著者名/発表者名
      Okumura A
    • 雑誌名

      J Clin Virol

      巻: 56 ページ: 25-30

    • DOI

      doi: 10.1016/j.jcv.2012.10.007.

    • 査読あり
  • [学会発表] インフルエンザ感染におけるThioredoxin binding protein 2(TBP-2)の役割2012

    • 著者名/発表者名
      八代 将登
    • 学会等名
      第115回日本小児科学会学術集会
    • 発表場所
      福岡国際会議場
    • 年月日
      20120420-20120422
  • [学会発表] インフルエンザ感染における局所サイトカイン・ケモカインの動態2012

    • 著者名/発表者名
      藤井 洋輔
    • 学会等名
      第116回日本小児科学会学術集会
    • 発表場所
      広島国際会議場
    • 年月日
      20120419-20120421

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公開日: 2014-07-24  

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